今回は、Rubyのコードを書く上で基本中の基本である「メソッド(関数)」について簡単に説明したいと思います。
よし
メソッドの考え方は、Rubyに限らず全プログラミング言語で絶対に使うものだよ!
メソッド(関数)とは
メソッドとは一言で言うと、ある処理をまとめることです。
ある処理をまとめることができると、どれだけ簡単になるか見ていきましょう。
下のコードでは、1〜4までの数字に2を掛けた値を出力しています。
puts 1 * 2
puts 2 * 2
puts 3 * 2
puts 4 * 2
# => 2,4,6,8
今は2倍ですが3倍にしたい場合は、下記のように1つ1つ変更しなければなりません。
puts 1 * 3
puts 2 * 3
puts 3 * 3
puts 4 * 3
# => 3,6,9,12
これって正直面倒じゃないですか?
しかし、この2倍にするという処理をメソッドにまとめておけば、どれだけ重複箇所が増えようと変更箇所は一つで済んでしまいます。
def num_times(number)
number * 2 # ここの数字を変えれば倍率を一括で変更できる
end
puts num_times(1)
puts num_times(2)
puts num_times(3)
puts num_times(4)
このコードでは「引数」という概念が使われています。
詳しくはこちらの記事を参考にしてください。
https://techtechmedia.com/argument-ruby/
メソッドの定義方法
メソッドを定義するには以下のように記述します。
def メソッド名
# 実行する処理
end
ただし、このまま出力しても何も表示されません。
出力方法は次で説明します。
メソッドの呼び出し方法
メソッドを呼び出すときは、メソッド名を記述します。
メソッドを呼び出すことで、メソッドの中に記述した処理を実行することができます。
def hey_guys # メソッドの定義
puts "How are you?"
end
hey_guys # メソッドの実行
メソッドの注意点
メソッド名は、小文字の英語から始まり、単語と単語を繋ぐ場合は_(アンダーバー)で繋ぐという決まりがあります。
この決まりは命名規則(命名規約)と呼ばれています。
良い例
- find_items
- all_children
悪い例
- Find_items
- findItems
今回は、Rubyを学習する上で基本中の基本である「メソッド」について解説しました。
超重要ポイントなので、まだしっくりきていない方は何度も読み返して理解を深めてくださいね。