今回は属性値を操作(取得・設定・削除)するメソッドである「.getAttribute()メソッド」、「.setAttribute()メソッド」、「.removeAttribute()メソッド」について解説したいと思います。
JavaScriptには様々なメソッドがあり全てを覚えるのは大変ですが、メソッドを日本語訳すると大体の予想がつきます(getAttribute→属性値をゲットする、setAttribute→属性値をセットする、removeAttribute→属性値をリムーブするなど)。
属性と属性値
まずはそれぞれのメソッドについて学習する前に、属性と属性値について確認しておきましょう。以下のようなHTML構造があるとします。
<input type="text" id="test1" value="赤">
属性はtypeとidとvalueになり、属性値はtextとtest1と赤になります。左に書かれているのが属性、右側が属性値と覚えておけばいいですね。
では、それぞれのメソッドを順番に見ていきましょう。
.getAttribute()メソッド
まずは「.getAtrribute()メソッド」です。このメソッドを直訳すると「属性値をゲットする」になるので、これは属性値を取得するメソッドになります。
例を見ていきましょう。
<input type="text" id="test1" value="赤">
このHTML構造の属性値を「.getAttribute()メソッド」を使用して取得していきます。
getAttribute("type");
// => textを取得
getAttribute("id");
// => test1を取得
getAttribute("value");
// => 赤を取得
.setAttribute()メソッド
次に「.setAtrribute()メソッド」です。このメソッドを直訳すると「属性値をセットする」になるので、これは属性値を設定するメソッドになります。
例を見ていきましょう。
<input type="text" id="test1" value="赤">
このHTML構造の属性値を「.setAttribute()メソッド」を使用して設定していきます。
setAttribute("type", "hidden");
// => type属性をtextからhiddenに変更
setAttribute("value", "青");
// => value属性を赤から青に変更
setAttribute("maxlength", "8");
// => maxlength属性(8文字分)を新しく追加
新規属性の場合は属性自体を追加し、属性が既にある場合は属性値を変更します。
.removeAttribute()メソッド
最後は「.removeAtrribute()メソッド」です。このメソッドを直訳すると「属性値をリムーブする」になるので、これは属性値を削除するメソッドになります。
例を見ていきましょう。
<input type="text" id="test1" value="赤">
このHTML構造の属性値を「.removeAttribute()メソッド」を使用して削除していきます。
removeAttribute("type");
// => type属性を削除
removeAttribute("id");
// => id属性を削除
removeAttribute("value");
// => value属性を削除
まとめ
- .getAtrribute()メソッドは、属性値を取得するメソッドである
- .setAttribute()メソッドは、属性値を設定するメソッドである
- .removeAttribute()メソッドは、属性値を削除するメソッドである
今回は属性値を操作(取得・設定・削除)するメソッドである「.getAttribute()メソッド」、「.setAttribute()メソッド」、「.removeAttribute()メソッド」について解説しました。JavaScriptのメソッドはたくさんあるので1つずつ確実に覚えていきましょう。