今回は、ページ速度を簡単に計測・改善ができるツール「PageSpeed Insights」について解説したいと思います。
「ページ速度がちょっと遅くてもそんなに変わらないでしょ」と思う方がいるかもしれませんが、ページ速度が1秒〜3秒落ちるだけで直帰率が32%も上昇してしまいます。ぜひこの機会にページ速度に目を向けてみましょう。
PageSpeed Insightsとは
「PageSpeed Insights」とはGoogle社が提供しているページ速度を計測できるツールです。
パソコンとモバイル(スマホ)に対応しており、それぞれのページ速度を100点満点で評価してくれるだけでなく、ページ速度を上げるための改善案も提案してくれる仕様になっています。
PageSpeed Insightsの使い方
まずは下のリンクから「PageSpeed Insights」にアクセスしましょう。
↓ ↓ ↓
すると、以下のようなページが表示されます。

続いて、ページ速度を計測したいサイトのURLを入力しましょう。ここでは当サイトのURLを入れてみます。

このように、モバイル(スマホ)とパソコン(デスクトップ)のページ速度の結果を返してくれます。
↓ モバイルのページ速度

↓ パソコンのページ速度

その下では、ページ速度を上げるための改善案が記されています。この案を参考にサイトを改善していきましょう。

ページ速度が遅いことで起きるデメリット
直帰率が高くなる
直帰率とは、あなたのサイトを訪れたセッション(訪問)のうち、直帰したセッションの割合を表わす指標です。直帰とは、サイト内で1ページしか見ずにそのままサイトから出る、というユーザーの行動を指します。
つまり直帰率とは、全体のセッション(訪問)のうち何%が1ページしか見なかったか、を表わしています。
参考:Analyst Blog
「ページ速度が遅い=直帰率が高くなると」いうデータを、Googleが算出しています。以下のデータの正確性は90%と言われています。
表示速度が1秒から3秒に落ちると、直帰率は32%上昇
表示速度が1秒から5秒に落ちると、直帰率は90%上昇
表示速度が1秒から6秒に落ちると、直帰率は106%上昇
表示速度が1秒から7秒に落ちると、直帰率は113%上昇
表示速度が1秒から10秒に落ちると、直帰率は123%上昇
検索で上位表示されにくくなる
ページ速度がSEOのアルゴリズムに影響するという文言を、Googleが公式に発表しています。
以下がその内容です。
Faster sites create happy users and we’ve seen in our internal studies that when a site responds slowly, visitors spend less time there.we’ve decided to take site speed into account in our search rankings.
ページ表示速度の速いサイトは心地よい体験をユーザーに提供できます。私たちの調査では、ページ表示速度が遅い場合、訪問ユーザーの滞在時間が短くなることがわかりました。(中略)そのため、検索順位を決めるアルゴリズムにページ表示速度を考慮に入れました。
その他のツール
Googleは「PageSpeed Insights」の他に、「Test My Site」というツールも提供しています。これは「Page Speed Insights」とは違い、モバイル(スマホ)のみページ速度を計測することができます。
その分スマホのページ速度の精度はかなり高いものになっているので、気になる方はこちらも試してみてはいかがでしょうか。
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今回はページ速度を簡単に計測できるツール「PageSpeed Insights」について紹介しました。ページ速度があまりに遅い、検索結果が上位表示されないといった場合は、ぜひこの機会にサイト改善してみてくださいね。